滝沢市では、公共下水道区域以外でも、快適な暮らしときれいな川を守るため「滝沢市浄化槽設置整備事業」を行っており、合併処理浄化槽を設置する方に、「滝沢市浄化槽設置整備事業補助金交付要綱」に基づき、年度毎に予算の範囲内で合併処理浄化槽の設置費用の一部を国や県からのお金と併せて補助しています。
令和6年度滝沢市浄化槽設置整備事業補助金について
令和6年度滝沢市浄化槽設置整備事業補助金申請書を受付します。
令和6年11月8日現在、申請受付中です。受付可能な基数は残り約23基です。
今年度分の申請受付は12月末までとする予定です。
受付期間
令和6年4月15日(月)から12月末
※受付は予算の範囲内で先着順とし、予算がなくなり次第終了します。
※ただし、浄化槽設置工事の完了及び実績報告書の提出は、令和7年2月末までに完了する必要があります。このため、施工業者と十分な話し合いを行い、期間に余裕を持って申請いただくようお願いします。
補助予定基数
50基程度
申請方法
申請書に必要書類を添付し、施設課へ提出してください。
- 公共下水道事業計画区域及び滝沢市長が定める区域を除く地域で住宅等に浄化槽を設置する人。
- 当該浄化槽の設置が汚水処理未普及の解消につながると市長が認めるもの。
補助対象となる事例
- 住宅所有者がくみ取り便槽(以下単独処理浄化槽を含む)から浄化槽へ転換(既存改造住宅)
- 住宅所有者がくみ取り便槽から浄化槽へ転換(建替新築住宅)
- 滝沢市外からの転入(転居新築住宅等)
- 共同住宅(貸家を含む)からの移動(転居新築住宅等)
- 分家による移動(転居新築住宅)
- 下水道区域(住宅を所有し下水道接続の場合)からの移動(転居新築住宅)
上記に該当しない場合は、担当課まで問合せください。
補助対象とならない事例
浄化槽が設置された住宅等の建て替え、増築に伴う浄化槽の更新、改築。(ただし、災害の場合は除く。)
補助金額(限度額)
人槽区分 | 既存住宅 | 新築住宅 |
---|---|---|
5人槽 | 480,000円 | 390,000円 |
7人槽 | 590,000円 | 474,000円 |
10人槽 | 820,000円 | 660,000円 |
※この補助金額は、国の基準額の改正に伴い、令和5年4月1日から適用になります。
令和6年度事業実績報告書提出期限
令和7年2月末日(期限内に提出がない場合は、補助金を受けることが出来なくなりますのでご注意下さい)
融資あっせん制度など
浄化槽工事に伴う便器の交換や配管など、排水設備工事に係る費用を金融機関から融資を受ける「あっせん制度」や、利息分を市が負担する「利子補給制度」もありますので、ご相談ください(工事の前に手続きが必要です。)
ただし、浄化槽設置整備事業補助金を受けている場合は、当該補助の対象となっている資金は融資の対象としません。
完了検査について
浄化槽の維持管理
浄化槽を設置した後は浄化槽の能力を維持するために、浄化槽法の規定により保守点検や清掃、法定検査などが義務付けられています。また、これらの維持管理にかかる費用は設置した人の負担となります。
注意事項
交付決定前に着工した場合は、補助金交付の対象となりません。また、交付申請書には施工業者(登録・届出業者)との工事契約書などの書類が必要となりますので必要書類の詳細については問い合わせ願います。
各種様式
合併処理浄化槽って一体ナニ?
合併処理浄化槽は、トイレ・お風呂・台所などからの汚れた水を、きれいな水に戻す浄化槽の設備で、建物一棟ごとに設置するものです。
合併処理浄化槽は、トイレの水洗化で快適な生活が楽しめるだけでなく、きれいな水で美しく豊かな自然を守ります。
合併処理浄化槽の設置をぜひご検討下さい。
処理フロー
- 嫌気ろ床層
(汚水に含まれる固形物を取り除くとともに、酸素を必要としない微生物により汚れを分解し、汚水を浄化します。) - 接触ばっ気層
(送風機により、積極的に空気を送り込んで、酸素を必要とする微生物によりさらに汚水を浄化します。) - 沈殿槽
(浄化された処理水に含まれる固形物を沈殿させ、きれいな上澄み水を消毒層へ送ります。) - 消毒層
(衛生的に安全な水として放流します。)
合併処理浄化槽設置にかかる補助金が受けられる要件は、次のような場合です。
- 公共下水道事業計画区域及び滝沢市長が定める区域を除いた地域にお住まいの場合。
- 水路、側溝等の放流先が確保されていること。
※1 市道の側溝に排水する場合、いままではコンクリート側溝だけ認められてましたが、平成14年6月以降は、素堀の土側溝でも条件により認められることになりました。
※2 平成20年4月より、地下浸透の場合、条件が整理されると土壌浸透装置などの条件により認められることになりました。 - 原則として専用住宅ですが、店舗併用住宅の場合は店舗部分が1/2未満の場合。
補助金額と人槽の基準は、次のとおりです。
市では平成22年4月から独自の上乗せ補助をしています。
近年、公共下水道との均衡を考慮した浄化槽設置への上乗せ補助や処理水の放流先の確保に関する要望が多くなってきており、処理水の放流先が無い場合の地下浸透処理にかかる経費の負担があることも考慮し、既存住宅の浄化槽設置工事に対して、補助金額の上乗せを実施しています。
条件など | 基本額 | 上乗せ額 | 今年度既存住宅への補助額 | |
---|---|---|---|---|
延べ床面積≦130平方メートル | 5人槽 | 390,000円 | 90,000円 | 480,000円 |
延べ床面積>130平方メートル | 7人槽 | 474,000円 | 116,000円 | 590,000円 |
二世帯住宅 | 10人槽 | 660,000円 | 160,000円 | 820,000円 |
※人槽は浄化槽の大きさです。
※二世帯住宅は浴室と台所がそれぞれ2つ以上。
※国の基準額改正に伴い、令和5年4月1日から適用になります。
※この上乗せ補助は暫定的な措置となりますので、ぜひこの機会に設置をご検討ください。