岩手県水道事業広域連携検討会盛岡広域ブロック検討会の検討状況
水道事業において、近年、管路をはじめとする水道施設の老朽化、耐震性の不足、職員の確保及び人口減少による料金収入の減といった様々な課題に直面しています。このことから、生活に密着した重要なインフラである水道の持続性を高める取組が喫緊の課題となっています。
この課題に対応するため、現在、各水道事業体において中長期的な経営計画である経営戦略を策定し、経営基盤の強化に取り組んでいます。また、県を中心とした「岩手県水道事業広域連携検討会盛岡広域ブロック検討会」において、盛岡市、八幡平市、滝沢市、雫石町、岩手町及び矢巾町の6市町(盛岡広域ブロック)で情報交換や課題の共有を行ってきました。
盛岡広域ブロックの課題は全国的な課題とも共通点が多く、先進的な取組も数多く公表されています。検討の過程においては、これらの事例に学びながら、盛岡広域ブロックへの適応に対する方向性を探りました。
本検討会において共有された課題を踏まえ、国及び県の通知(下記参照)に基づき、平成30年度現在における検討状況及び内容を公表します。
国の通知
総務省及び厚生労働省は、平成28年2月と3月に「市町村等の水道事業の広域連携に関する検討体制の構築等について」と「水道事業の広域連携の推進について」の通知を発出し、検討体制を設置することや平成30年度までを目途に検討結果を公表することなどについて、地方自治法第245条の4第1項による技術的助言として示している。
県の通知
国の通知を受けて、岩手県は平成28年度に検討体制の設置等の対応を行い、平成29年1月23日付けで各市町村あて「岩手県水道事業広域連携検討会の設置について」通知し、盛岡市、八幡平市、滝沢市、雫石町、岩手町及び矢巾町については「盛岡広域ブロック検討会」を設置して検討することが周知されている。