市の公共下水道整備には、市のお金や県から借りる起債のほか、「社会資本整備総合交付金」と「防災・安全社会資本整備交付金」と呼ばれる国の補助金を充てています。国の補助金を充てて事業を実施するときは、「社会資本総合整備計画」という計画を作成し、公表することとなっています。また、交付期間の終わった後または交付期間の最終年度中に、事後評価を行い、公表することとなっています。
社会資本整備総合交付金の概要
社会資本整備総合交付金は、国土交通省所管の地方公共団体向けの個別補助金を一つの交付金に原則一括し、地方公共団体にとって自由度が高く、創意工夫を生かせる総合的な交付金として平成22年度に創設されました。
活力創出、水の安全・安心、市街地整備、地域住宅支援といった政策目的を実現するため、地方公共団体が作成した社会資本総合整備計画に基づき、目標実現のための基幹的な社会資本整備事業のほか、関連する社会資本整備等を総合的・一体的に支援するための交付金です。
防災・安全社会資本整備交付金の概要
地域の防災・減災、安全を実現する「整備計画」に基づく地方主体の取組について、基幹的な社会資本整備事業のほか、関連する社会資本整備や効果促進事業を総合的・一体的に支援する交付金です。
社会資本総合整備計画(平成22年度~平成26年度)
計画策定
計画の名称
- 滝沢市における循環のみちの実現交付金名称「社会資本整備総合交付金」
- 滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全)交付金名称「防災・安全社会資本整備交付金」
計画の期間
平成22年度~平成26年度(5年間)
計画の目標
下水道整備を行い、安全・安心・快適な暮らしを実現し、良好な環境を創造する。
計画の成果目標
1.滝沢市における循環のみちの実現
- 汚水の整備率を88.3%(H22)から91.1%(H26)に増加させる。
2.滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全)
- 巣子川右岸第二・第三排水区、市兵衛川左岸第四排水区雨水管渠の整備率を0%(H22)から91%(H26)に増加させる。
- 流量計の更新率を0%(H22)から71%(H24)に増加させる。
- 管渠における長寿命化計画策定率を0%(H22)から100%(H26)に増加させる。
- 管渠における総合地震対策計画策定率を0%(H22)から100%(H26)に増加させる。
事後評価(平成28年3月31日、記)
平成28年2月29日(月)に、平成27年度第1回滝沢市上下水道事業経営審議会にて事後評価を実施しました。
汚水と雨水の整備について、東日本大震災による工事業者の人手不足や資材高騰による入札不調及び国道4号の拡幅工事との調整のため、計画値を達成することができませんでした。しかしながら、公共下水道の使用人口の増加と、浸水被害の軽減により、本来の目的を達成することができました。
これからも引き続き事業を実施することで、目的である「安全・安心・快適な暮らしを実現し、良好な環境を創造する」を推進していきます。
- H22~H26社会資本総合整備計画の事後評価結果について(1.滝沢市における循環のみちの実現)(PDF)
- H22~H26社会資本総合整備計画の事後評価結果について(2.滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全))(PDF)
社会資本総合整備計画(平成27年度~平成31年度)
計画策定
平成27年3月16日に、新しい計画を策定しました。
計画の名称と目標
平成22年度~平成26年度と同じです。
計画の期間
平成27年度~平成31年度(5年間)
計画の成果目標
1.滝沢市における循環のみちの実現
- 下水道水洗化率(対総人口)を58%(H27当初)から64%(H31末)に増加させる。
2.滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全)
- 巣子川右岸第二・第三排水区の整備率を48%(H27当初)から92%(H28末)に増加させる。
- 管渠の長寿命化対策実施率0%(H27当初)から100%(H31末)に増加させる。
- 管渠の耐震詳細診断実施率0%(H27当初)から100%(H29末)に増加させる。
第1回計画変更
平成28年3月18日に、計画を変更しました。
変更の内容
1.滝沢市における循環のみちの実現
- 下水道事業として、要素となる事業名「効率的汚水処理整備計画」を新たに追加しました。
- 事業費を変更しました。
2.滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全)
- 効果促進事業として、要素となる事業名「地震時避難場所の災害用トイレ整備(地震対策)」を計画していましたが、削除しました。
- 【第1回変更】H27~31社会資本総合整備計画(1.滝沢市における循環のみちの実現)(PDF)
- 【第1回変更】H27~31社会資本総合整備計画(2.滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全))(PDF)
第2回計画変更
平成29年3月14日に、計画を変更しました。
変更の内容
1.滝沢市における循環のみちの実現
様式の変更(費用便益費および表.交付金の執行状況の追加)に伴う変更のみです。
2.滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全)
- 様式の変更(費用便益費および表.交付金の執行状況の追加)がありました。
- 雨水整備(浸水対策)について、平成28年度までとしていた事業実施期間を、平成30年度まで延伸しました。
- 耐震詳細診断について、他事業との優先度の調整により、本計画期間内には実施しないこととし、削除しました。
なお、平成26年度に簡易診断を実施しており、耐震化を必要とする施設を把握しています。 - 今年度(平成28年度)のストックマネジメント(下水道施設の改築更新)計画策定に伴い、来年度(平成29年度)から平成31年度までの期間で、取付管の改築更新を追加しました。
なお、従前の長寿命化計画はストックマネジメント計画に一本化しました。 - 平成29年度に、雨水基本計画の一部見直しを追加しました。
- 【第2回変更】H27~31社会資本総合整備計画(1.滝沢市における循環のみちの実現)(PDF)
- 【第2回変更】H27~31社会資本総合整備計画(2.滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全))(PDF)
第3回計画変更
- 平成30年1月23日に、計画を変更しました。(滝沢市おける循環のみちの実現(防災・安全))
- 平成30年2月7日に、計画を変更しました。(滝沢市おける循環のみちの実現)
変更の内容
1.滝沢市における循環のみちの実現
岩手県の社会資本総合整備計画「岩手県における快適で豊かに暮らせる生活環境の早期実現(重点計画)」への一本化に伴い、計画期間を平成29年度までと変更しました。
2.滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全)
雨水整備(浸水対策)について、岩手県の社会資本総合整備計画「岩手県における浸水不安のない街の実現(防災・安全)」への一本化に伴い、計画期間を平成29年度までと変更しました。
- 【第3回変更】H27~29社会資本整備総合計画(1.滝沢市における循環のみちの実現)(PDF)
- 【第3回変更】H27〜31社会資本総合整備計画(2.滝沢市おける循環のみちの実現(防災・安全))(PDF)
事後評価(令和2年3月31日、記)
「滝沢市における循環のみちの実現」の計画期間が終了したことから、令和元年11月28日(木)に滝沢市上下水道事業経営審議会にて事後評価を実施しました。
汚水の整備について、巣子地区や鵜飼地区、小岩井地区における未普及解消事業、効率的汚水処理整備計画の策定事業、排水設備工事等への助成事業を効率的に行ない、計画値を達成することができました。
これからも引き続き事業を実施することで、目的である「安全・安心・快適な暮らしを実現し、良好な環境を創造する」を推進していきます。
H27~H29社会資本総合整備計画の事後評価結果について(1.滝沢市における循環のみちの実現)(PDF)
社会資本総合整備計画(令和2年度~令和6年度)
計画策定
令和元年12月27日に、新しい計画を策定しました。
計画の名称と目標
滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全)第3期
計画の期間
令和2年度~令和6年度(5年間)
計画の成果目標
- 管渠の改築更新実施率0%(R2当初)を100%(R6末)に増加させる。
- 取付管の改築更新実施率0%(R2当初)を100%(R6末)に増加させる。
- 人孔蓋の改築更新実施率0%(R2当初)を100%(R6末)に増加させる。
- マンホールポンプの更新実施率0%(R2当初)を100%(R6末)に増加させる。
R2~R6社会資本総合整備計画(滝沢市における循環のみちの実現(防災・安全))(PDF)
交付金の執行状況
事後評価(令和3年3月31日、記)
「滝沢市における循環のみちの実現」の計画期間が終了したことから、令和2年度第1回滝沢市上下水道事業経営審議会(令和3年3月22日書面表決)にて事後評価を実施しました。
取付管と人孔蓋の更新について、補助基準の変更による財源の不足に伴い、目標値にわずかに及びませんでしたが、それ以外の項目については、目標値を達成することができました。
これからも引き続き事業を実施することで、目的である「安全・安心・快適な暮らしを実現し、良好な環境を創造する」を推進していきます。