大船渡市で起きた山林火災で被害を受けた人が避難する避難所の運営などを支援するため同市へ派遣されていた職員が3月19日、従事内容などを市長に報告しました。

3月14日~16日の3日間、計12人の派遣職員が避難所運営の補助業務などに従事しました。帰庁報告では、現地の被害の様子や、避難所の状況、大船渡市職員の状況などが報告されました。

14日に従事した企画政策課の兼平主任は「被害を受けた住民の人たちは想像よりも落ち着いていた印象。避難所にはさまざまな情報が聞こえてくるが、どの情報が正しくてどの情報が間違いなのかの判断に迷う場面があった。そういった点も含めて訓練などを行いながら、有事の際に備える必要性を感じた」と話しました。15日に従事した防災防犯課の堀越主任は「パーテーションの組み立てが難しく時間がかかってしまった。本市でも準備しているものがあるが、いざという時には時間をかけていられないものだと思うので、定期的に確認を行いながら備えたい」と話しました。

市長は「今回の派遣要請に対し手を挙げてくれたことに感謝する。災害が起きたときに最も大切になるのは支え合いの精神だと思っているが、皆さんはそれを体現してくれたと思っている」と感謝を伝えました。副市長は「現地で感じたことや課題点はしっかり共有してもらい、本市の防災力強化に生かしていきたい」と話しました。

(たきざわ魅力発信室作成)