令和5年11月30日掲載

姥屋敷小学校の2~4年生6人による「ムラサキ」の採種活動が、11月24日、同校体育館で実施されました。
ムラサキは絶滅危惧種に指定される植物で、染物「紫根染(しこんぞめ)」に使われます。かつては姥屋敷地区に群生していたことから、その名前が校歌の歌詞にも登場しています。
当日は、小山尚元(おやまひさもと)さんと主濱惠悦(しゅはまけいえつ)さんらの指導の下、校門脇の花壇からあらかじめ刈り取って乾燥させていたムラサキから、種を丁寧に採種。
はじめは慣れない手つきで種を1粒ずつ取っていた児童らも、慣れてくると茎をなぞるように一度にたくさんの種を取れるようになりました。
参加した児童からは「来年もたくさんムラサキが育つといいなと思った」「ムラサキのどこが紫色なのかと思っていたが、白っぽい根を加工すると紫色になると初めて知った」などの感想が聞かれました。
これは、姥屋敷地区でムラサキを広めるために令和2年度から始めた活動で、種は来春に同校敷地内にまく予定です。(たきざわ魅力発信推進室作成)

ムラサキの採種の様子
小さな種が枯れた枝についている
小山尚元さんと主濱惠悦さんが採種の指導にあたる
小さな種が黒い皿に集められていく
児童がムラサキの小枝から採種している様子1
児童がムラサキの小枝から採種している様子2
児童がムラサキの小枝から採種している様子3