令和5年5月24日掲載
篠木小学校3年生による南部曲り家藤倉邸の見学が5月9、10の両日、地域学習協力者の主濱惠悦(しゅはまけいえつ)氏を講師として招き実施されました。
藤倉邸は明治28年(今から128年前)に完成してから、昭和51年に全面的にかやぶきを復元し、これまでも度々かや刺し(部分補修)を行っている以外は、今現在も建築時とほとんど同じ姿でたたずんでおり、民家としても使われている非常に貴重な建物です。
9日は「総合的な学習の時間」の授業の一環として、3年2組の21人の児童が藤倉邸を訪問。
主濱氏からは、職人の減少やかや不足などによるかやぶき屋根の維持についての課題や、実際にいろりで火に当たりながら、建物に凝らされた昔の知恵や生活の工夫について話があり、児童たちは興味津々の様子でした。
主濱氏は「市の周辺にはかやぶきの建物は何棟かあるが、藤倉邸はかやぶき屋根が厚く(70~80cm)、壁には白色に化粧も施してある。最近まで人と馬が一緒に暮らしていた唯一無二の建物である」と児童たちに語りかけました。
(企画政策課作成)