令和3年12月27日掲載
「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2021 in Mitaka」の最終審査発表会が12月4日にオンラインで開催され、ゲーム部門で滝沢第二中学校科学技術部の女子チーム「IWATE」が優秀賞(2位相当)に、男子チーム「鰤(ぶり)が素振り」が審査員特別賞を受賞しました。同部門の応募総数は97作品で、予選を通過した7作品によるプレゼンテーション審査が同日実施されました。
「IWATE」の飛鳥ソニア(あすかそにあ)さん(2年)、遠藤穂花(えんどうほのか)さん、柳村祐羽(やなぎむらゆう)さん(1年)は、県内の主要な駅を回るすごろくゲーム「Memento mori(メメント モリ)」を制作。飛鳥さんがプログラミングを、遠藤さん、柳村さんがイラストを担当。すごろくで止まった駅の紹介もあり、県内の駅や特産品を全国にPRしたいとの意図も込められています。リーダーの飛鳥さんは「最優秀賞が目標だったので優秀賞は悔しいが、複数のスポンサー賞を獲得できてうれしい。来年は最優秀賞を取れるよう新しいことに挑戦したい」と意気込みを語りました。
審査員特別賞は最優秀賞と優秀賞を除く5作品が受賞。「鰤が素振り」の佐々木空(ささきそら)さん、伊藤崇和(いとうしゅうわ)さん、吉田琥太郎(よしだこたろう)さん(3年)は、奪われたジャガイモを取り戻すアクションゲーム「芋がポテッと落ちたんじゃが」を制作。シューティングやRPGの要素もある作品で、佐々木さん、吉田さんがプログラミングを、伊藤さんがイラストを担当。リーダーの佐々木さんは「目標としていた最終審査に残れてうれしい。卒業後も何らかの形でプログラミングに関わりたい」と声を弾ませました。
同部顧問の三浦清志(みうらきよし)教務主任は「作品の制作には県立大学の協力が大きく、とても感謝している。思いを形にするために勉強し行動して成果を残したことは今後の人生において大きな原動力になるので、子どもたちがその経験をできてよかった」とほほ笑みました。
このコンテストは、全国の中高生を対象に日本発のコンピュータープログラム言語Ruby(ルビー)を使って作品を開発し発想の面白さなどを競うもので、作品の制作や発表を通じてプログラミングへの興味や関心、将来の夢を育むことを目的としています。