令和3年11月9日掲載

国立岩手山青少年交流の家が主催した、テンちゃんキャンプが、10月30、31の両日、同施設で開催されました。滝沢、盛岡、八幡平、雫石の4市町の小学3~6年生54人が参加。これは盛岡大学、岩手県立大学、岩手大学の学生ボランティア28人が中心となり、コロナ禍における子どものコミュニケーション機会の確保や、地域の魅力再発見を目的に同キャンプを企画したものです。
子どもたちは、寿果樹園で収穫された滝沢リンゴを使ったお菓子作り(講師:晴澤雪枝さん)や、行徳養魚場での釣り体験を通じて、市内の魅力を感じながら、友達づくりや仲間との連携の大切さを学びました。
参加した菊池咲喜(きくちさき)さん(滝沢中央小6年)は「焼きりんご作りでは、バターやチーズをバランスよく詰めるのが大変だったが、おいしい焼きりんごができた。新しいお友達と遊んだり触れ合ったりできることが楽しい」と声を弾ませました。
このキャンプを企画した舘下龍人(たてしたりゅうじ)さん(盛岡大学3年)は「コロナ禍で外出や運動が制限される中で、子どもたちに外で遊ぶ楽しさや普段できない交流を経験させたいと思い企画した。子どもたちが笑顔で楽しんでいる姿を見ることができてうれしい」と喜びの表情を浮かべました。
同施設の鈴木茂(すずきしげる)企画指導専門職は「毎年実施している企画だが、年々大学生の企画力や運営力が上がっている。今回の学生ボランティアは滝沢産の食材や場所、市内在住の講師とオール滝沢で実施することにこだわっていた」とほほ笑みました。

子どもたちの前にりんごが置かれている様子
子どもたちがりんごに触れている様子
子どもたちがピースをしている様子
子どもたちの前にりんごが置かれている様子
コンロの前に立つ子どもたちの写真
魚や釣り竿を手にもつ子どもたちの写真
魚を手に持ち眺めている子どもたちの写真