令和3年9月10日掲載
国立岩手山青少年交流の家(主催)と市教育委員会などとの連携・協働による防災キャンプが、9月4~5日の2日間、同交流の家で実施されました。滝沢と盛岡両市の小学3~4年生26人が参加。同キャンプは、東京都立大学人文社会学部の野元弘幸(のもとひろゆき)教授が監修して子どもたちの自助・共助の意識を育みながら地域コミュニティ形成や人と人とのつながりづくりの促進を目指して初めて開催されました。
参加者は災害発生時を想定して自分1人の力でテント設営や野外炊事に取り組み、他の人たちと助け合いながら課題を解決するためコミュニケーション能力の向上を目指したゲームなどを体験。参加した児童は「他の人たちの力を借りずにテント張りや火起しをするのは大変だった。寝る場所ができたときは感動したし、レトルトパックのカレーライスもおいしかった。大変なときには、仲間と一緒に困難を乗り超えていきたい」と達成感あふれる表情を見せました。
小野保(おのたもつ)所長は「画期的な防災学習プログラムとなった。全国の青少年交流の家で同プログラムの普及を図りたい」と話しました。