令和3年5月10日掲載
盛岡大学附属厨川幼稚園の園舎建て替えに伴い、旧園舎で使用されていたピアノが巣子駅の待合室へ設置されました。このことによるピアノ設置セレモニーが4月21日、同駅で開催されました。
厨川幼稚園は、1968年に開園して以来、多くの人々を輩出してきました。旧園舎とのお別れに立ち会った元保護者のIGR社員が、今回の譲り渡しの相談を受け、設置に至りました。
廣瀬洋子(ひろせようこ)園長は「今まで園児に愛されてきたこのピアノが、今度は市民の皆さんに愛されるピアノになってほしい」と、今回の寄贈への思いを話しました。
ピアノが設置されたことについて、IGRいわて銀河鉄道株式会社の浅沼康揮(あさぬまやすき)社長は「長年、園内でとても大切に使われてきて、たくさんの思い出が詰まったピアノだと感じた。これからも、同駅が責任を持って大事にしていきたい」と話しました。セレモニーの最後には、廣瀬園長による弾き初めが行われ、同園の先生(フルート演奏)とともに、復興支援ソング「花は咲く」が演奏されました。