令和3年2月17日掲載
市商工会が岩手県立大学総合政策学部と連携し、商工会会員の経営発展のアイデアを考えるビジネスモデル策定事業が授業内で実施され、1月25日に学部生による発表会が開催されました。この日は、商工会会員である有限会社みちのく自動車板金塗装がモデルとなり、学生4人で1組の計9グループがそれぞれ経営促進につながるアイデアを発表しました。自動車関連の企業ということで、発表内容は車検が安くなるプランや、同社の広告を移動販売車へ設置する案などが提案されました。最優秀ビジネスモデルに輝いたのは、学生を対象とした安全講習会を開催し、車検の必要性を伝えるとともに同社の宣伝をするというもの。考案したグループには、同社から車用品が贈られました。
学生たちの発表を聴いた同社の井上智(いのうえさとし)取締役社長は「学生の自動車の現状などが分かっていなかったが、とてもしっかり分析してくれており、大学の中でも宣伝の機会などがあることが分かり、可能性が見えてきた良い内容だった」と話しました。
このビジネスモデル策定事業は、国の経営発達支援計画に基づき市商工会が企画したもので、県立大学の授業と連携するのは今年で4回目。実際に実現したモデルもあり、市商工会は今後も企業の発展に尽力していくとのことです。