令和2年2月25日掲載
岩手県立大学の授業「2019年度 学の世界入門」(総合政策学部宇佐美准教授)の最終発表が、2月13日にビッグルーフ滝沢で開催されました。同授業には宇佐美クラスの1年生13人の他、県内の鉄道・バス会社、関連企業などが出席。学生は「転入者向けの公共交通の利用促進」をテーマに、公共交通マップの改善案や手作りマップなどを作成して発表しました。三浦早紀子(みうらさきこ)さんは「課題に対してどうアプローチするか、チームとしてたくさん出た意見の方向性を固めるのが大変だった」と振り返りました。出席した企業は「それぞれのチームで中間発表時からの変化が見えて良かった。今日の3チームから出た案の良いところをコラボさせればより良いものになるのではないか」などとアドバイス。公共交通マップの改善案や付加的なガイドブックの作成などの提案を受けた交通事業者や市は、実現の可能性を検討し、今後の事業展開の参考にします。同授業は、現実社会のさまざまな現象や仕組みについて関心を深め、科学的思考を身に付けることを目指すものです。