令和2年3月24日掲載
3月16、19日に、市内小中学校で卒業式が行われました。16日に行われた滝沢中学校(角掛忠浩校長)の卒業式では、136人の生徒の皆さんが旅立ちの日を迎えました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け開催が危ぶまれていましたが、滝沢中学校では在校生の出席を2年生に限る、来賓者を出席させないなどの対応が取られました。角掛校長は「雲の後ろには太陽がいつも輝いている。人生は晴れた日ばかりではない。辛いときには思い出してほしい」とアメリカの詩人の言葉を引用し、卒業生を激励しました。
今年の中学校の卒業生は、9年前の保育園卒園・小学校入学時に東日本大震災を経験しています。卒業生の八幡夏乃(やはたかの)さんは「入試前の時期の休校だったので勉強面で不安でした。友達との別れを惜しむ時間が無くなったことは残念」と、夏乃さんの両親は「震災当時を思い出しました。普通に卒業式を迎えられればと心配でした」と、当たり前の日常の尊さを話しました。
式は残念ながら縮小となってしましましたが、皆さんの卒業をお祝いする気持ちは決して変わりません。ご卒業、本当におめでとうございます。輝かしい未来に幸あれ。