令和2年5月7日掲載
4月13日、駿河農園のスイカ畑で馬耕が実施されました。馬耕とは、馬を使って田畑を耕すことで、岩手県立大学が実証実験をしています。昨年はさつまいもの畑で実施されました。総合政策学部教授の渋谷晃太郎(しぶやこうたろう)さんは「馬耕は、欧米では今も実施されているが、日本ではほとんど行われなくなった。技術の継承と、チャグチャグ馬コを存続させるためにも実験しました」と、実験の経緯を語ってくださいました。
駿河農園は、馬のたい肥を使用することによりチャグチャグスイカなどを作り、たきざわグリーンワークスの活動の一環として、売り上げの一部を馬の飼育費などに役立てています。
実施者の一般社団法人 馬搬振興会 岩間敬(いわまたかし)さんは「馬耕は、機械で耕すよりも、土から窒素が抜けやすく、深く耕せるというメリットがある。チャグチャグ馬コのためだけでなく、馬自体の仕事を増やすことにも繋がるのでもっと技術者を増やしたい」と、馬耕の魅力や今後の課題を教えてくれました。