令和2年5月11日掲載

4月27日、たきざわグリーンワークスの皆さんの畑でスイカの苗植えの作業が実施されました。この日は3か所の畑で計2,100本ほどを定植。午前5時から作業を開始し、お互いの畑を皆で手伝いながら日没まで体を動かします。
ただスイカの苗を植えるのではなく、夕顔の台木(根本)にスイカの苗を差し込んだものを植えていきます。その後、風で折れやすい苗を守るためにトンネルと呼ばれる小さなビニールハウスを作り、わらや日差しの強さや霜などの寒さから守ってくれるダイヤキャップ、パオパオと呼ばれるカバーをトンネルの上に被せてこの日の作業は終了です。トンネルを作る際は、両サイドでビニールをかける人、押さえる人、その上から機械で土をかけていく人の計6人の息を合わせ、両サイドで少しのズレも起きないよう正確に慎重に作業が進められました。
この日に植えた苗は全てチャグチャグ馬コの馬糞を活用した土で育てられるため、チャグチャグスイカとして販売予定。売り上げの一部がチャグチャグ馬コの飼育に還元されます。
作業を進める三上恒史(みかみこうし)さんは「おいしいスイカを皆さんに届けるために、定植から苗が順調に伸びるまでの期間は大切だ」と話し、我が子を守るように一つひとつの作業に丁寧に取り組んでいました。
定植作業は毎年ゴールデンウィークにかけて実施され、スイカ農家にとっては収穫までの期間で最初の繁忙期となります。

スイカの苗植え作業の様子
スイカの苗
畑で作業する様子
苗の上にカバーを被せる前の様子
カバーを被せている様子
カバーが外れないよう作業する様子