令和2年5月18日掲載
2月15日、「大学SDGs ACTION!AWARDS 2020」が東京渋谷QWSスクランブルホールで開催されました。これは、2030年までの達成を目指している世界共通の目標、SDGs(持続可能な開発目標)を実現するために、日々研究や活動をしている大学生の企画やアイデアを発表するもの。岩手県立大学ソフトウェア情報学部2年(当時)の田尻隼人(たじりはやと)さんと山田尚(やまだたかし)さんによる「超スマート社会を拓く人・モノ・街づくり」がグランプリに輝きました。これは、IT技術を身に付けた子どもたちが将来、岩手県や滝沢市で就職したり起業して、便利に暮らせる社会を作ることを狙いとした街づくりモデルとのこと。この仕組みづくりの一環として、田尻さんらは「いわて未来アカデミー」を開講し、小学生から高校生までの子どもたちにロボットの作り方やプログラミングを教えています。田尻さんは「受賞すると思っていなかったのでうれしい。これからも活動を続け、研究や教育、子育てなどがしやすい街づくりにつなげていきたい」と話してくれました。住み慣れた岩手県にこれからも暮らし続けたいと語る田尻さん。岩手県の自然の豊かさを活かしつつ、IT技術を駆使して自分たちが働きやすい地域にすることが目標です。