令和2年8月7日掲載
市や西北医師会、市社会福祉協議会、株式会社マイヤが協力したスローショッピングの取り組みが昨年から実施されています。取り組み開始から1年を迎え、7月16日も3人が買い物に訪れていました。これは毎週木曜日午後1時~3時に、認知症など手伝いを必要とする人やその家族が安心して買い物ができる空間を提供する活動。認知症サポーター養成講座を受講したボランティアの「パートナー」が買い物を手伝い、ゆっくり会計ができる「スローレジ」も配置されます。また、店内イートインスペースでは、認知症の人とその家族、パートナーなど地域の皆さんが交流できる「くつろぎサロン」を設置しています。
認知症の妻を持つ櫻野正之(さくらのまさゆき)さんは「認知症の人が暮らしやすいまちになることは、全ての人が暮らしやすいまちになることでもある。サポーター養成講座を受講したパートナーが増えてきているので、その人たちが活躍できるよう、これからはこの取り組みを実践する店舗が増えていくことを期待しています」と笑顔で話してくれました。