平成31年2月20日掲載

講師の紺野敏昭先生の写真

市地域包括支援センター主催の認知症サポーター養成講座が2月13日、市役所で行われました。今回の講座は主に市職員を対象としたもので、36人が参加しました。講師を務めた紺野敏昭先生(こんの神経内科脳神経外科クリニック院長)から、認知症の特徴や社会環境の変化、接し方について学びました。

紺野先生は「認知症は脳の機能が、『徐々に』失われる病気です。周囲のちょっとした手助けがあれば、自分でできることはたくさん残されています」と、認知症の人が安心して暮らせる社会の必要性を訴えました。また「注意されたり叱られることで、自信を喪失し怒りの気持ちが生まれ、攻撃的行動や妄想などが出現します。適切なサポートと生きがいを見つけることが大切です」とアドバイスいただきました。

講座後、受講者には認知症サポーターの目印となるオレンジリングが配られました。サポータは、特別なことをするものではなく、できる範囲で見守りや手助けをする「応援者」です。賛同いただける団体などには、講座を開催します。興味のある人は地域包括支援センターへ、ぜひお問い合わせください。

認知症サポーター養成講座の様子1
認知症サポーター養成講座の様子2