節水しましょう
1.食器は溜め洗いで
食器などを洗う際は容器に水を溜めて洗いましょう。5分間蛇口を開けっ放しでいると、約60リットルの水が流れます。蛇口はこまめに開け閉めしましょう。
また、油汚れなどは不要になった紙などでふき取ってから「ため洗い」で洗剤洗いをしましょう。洗う為の水の他に、洗剤も節約になり、下水道の廃水処理など環境負荷も軽減されます。
2.洗濯には風呂の残り水を利用しましょう。
利用した風呂の残り水の分だけ節水できます。冷水に比べ、風呂の残り湯を利用することにより、洗剤の泡立ちがよく、汚れが落ちやすい等の効果も期待できます。
また、すすぐ際には注水すすぎではなく、ためすすぎにすることでも節水になります。
3.風呂の水をわかし過ぎないように。
お風呂を入れる際は水の入れすぎに注意しましょう。あふれた分の水はもちろんのこと、その分の給湯器の燃料なども節約になります。
また、シャワーの水はこまめに止めて使いましょう。シャンプーから体洗いの間シャワーを流しっぱなしにした場合(約15分間)、約お風呂一杯分もの水になります。
4.歯磨きの水はコップにくんで。
30秒流しっぱなしで約6リットル、コップ3杯なら約0.6リットル。たった10分の1の水で済みます。蛇口はこまめに開け閉めし、洗顔は水をためて洗いましょう。
5.トイレの洗浄の時は
トイレの洗浄は大小レバーを使い分けし、使用後の1回にしましょう。
6.洗車はバケツの水で。
ホースなどで20分間流しっぱなしで約240リットル、バケツ3杯なら約30リットル。たった8分の1で済みます。
最初に軽く絞った布で車体の汚れを拭いておき、ホースではなくバケツに汲んだ水で洗車をしましょう。
漏水の確認方法
漏水しているのかな?と思ったら
水道の使用水量が多い場合、蛇口付近から異常音がする時には漏水の可能性がありますので確認しましょう。
地上メータ(写真1-1)(壁に付いている)での確認方法
水の使用がすくない時間に地上メータ(写真1-2)の指針の変化を確認する。(就寝する時と起床した時の指針の変化を見るなど)
写真1-1メータの位置
写真1-2 地上メータのアップ
設置年度によってメーカーが違う場合があり、二種類の例をあげます。左のメータの赤囲みの部分は10リットルで1目盛り進みます。右のメータの赤囲み部分は水を使っていると回転しているように液晶で表示されます。就寝前と起床後など水を使わない時間に確認しましょう。
地下メータ(写真2)(地中の箱に入っている)での確認方法
地下にある水道メータ本体(写真2)には多少の水の流れでも反応を示す「パイロット」(銀色のボタン)がついています。すべての蛇口を閉めて、回転していない事を確認してください。(回転していると、どこからか水が流れているということです)
※漏水していると思われる場合には、指定の水道工事業者に修理を頼んでください。
写真2 地下メータボックスの蓋を開けると、左の写真のような地下メータがあります。地下メーターにはパイロット(左の写真の赤囲み部)という水が出ているかを確認できるものがあります。パイロットは水が出ている状態で回転します。すべての蛇口を閉めた状態で回転している場合は、漏水している可能性があります。右の写真はパイロット部分のアップです。
水抜きの仕方(一般例)
気温が氷点下4度以下に下がると水道管の凍結が心配されます。寝る前やお出かけ前に水抜きを行いましょう。
水道の蛇口を全開にし水を出したまま(写真3)にします。次に水抜き栓を右に(閉める方向に)止まるまで回してください。この時に水道管に残っていた水が管を下がって行く音がし、蛇口に手を当てると軽く吸い付く状態(写真4)になります。
ただしお湯が同時に出る蛇口(混合栓といいます)では、水抜き用のつまみ(写真5)がありますのでそちらをゆるめてください。なお、水洗トイレの水抜きについては、タンクの水を流しながら操作してください。洗濯機の水抜きについては、注水ホースを外して行ってください。
注意1
蛇口を全開にしておきませんと水が完全に抜けません。
注意2
水抜き栓を完全に閉めるか、開けるかしないと水道水が地中に出続けますので、気をつけてください。
最近では、お湯側の凍結が増えています。ボイラーの機種により水抜き方法が異なりますので取扱い説明書や設置業者から確認し、正しく湯抜きを行ってください。
もし凍結させてしまった場合は
もしも水道が凍ってしまったとき
もしも水道が凍ってしまいましたら、早めに解凍してください。凍結が進みますと水道管の破裂の心配があります。
凍った蛇口や管にぬらしたタオルなどを巻き、ゆっくり湯を注いで水道管を温めてください。また、ヘアードライヤーの温風をあてても効果があると言われています。なお、火気を使っての解凍は火災のおそれがありますので絶対止めてください。
解凍できない時は、水道工事業者(指定給水装置工事事業者)に依頼してください。解凍費用は実費となります。申込みが殺到しますと、うかがうことが遅れることがあります。
電気解凍器は手軽ですが、隠れた水道管が異常加熱し、火災のおそれがありますので、専門業者に依頼してください。