上下水道部(水道)では、県内外の水道事業体において災害や事故により大規模な断水などの被害が発生した場合、日本水道協会岩手県支部からの要請に基づいて給水車と水道職員を現地に派遣して応援給水などの支援活動を行っています。
台風19号(令和元年10月)
令和元年9月19日、20日と台風19号が日本列島を直撃し、さまざまな地域で大きな被害がありました。
滝沢市では一時的な停電はあったものの、大きな被害には至りませんでしたが、岩手県内でも特に沿岸地域で浸水や断水などの被害が相次ぎました。
このことを受け、日本水道協会岩手県支部として、滝沢市上下水道部から職員を計6日間派遣し、宮古市各所で給水車による応援給水を行いました。
給水地点には、大きなタンクを持って何度も足を運ぶ方もいました。「水道」がいかに必要かを改めて実感する機会となりました。
応援給水に駆け付けた自治体に対する割り当てや指示などを、宮古市の上下水道部の災害対応から学ぶことができました。
山形県内集中豪雨(平成25年7月)
平成25年7月18日から23日にかけて山形県内を襲った記録的な集中豪雨の影響で、山形市、寒河江市、天童市など6市6町に水道水を供給している山形県企業局の村山広域水道西川浄水場において浄水処理障害が発生し、同浄水場からの送水が停止したことによって寒河江市、天童市、上山市など広範囲に及ぶ断水が発生しました。
村では、日本水道協会岩手県支部からの応援要請を受けて、7月24日から27日までの4日間、寒河江市に給水車と職員を派遣して応急給水活動を実施しました。
寒河江市には、滝沢村のほか盛岡市、花巻市、北上市、八戸圏域水道企業団、仙台市など東北各地の水道事業体から計10台の給水車が応援に駆けつけ市内各所で給水活動を行いました。また、活動終了時の解散式には佐藤洋樹寒河江市長が出席し、「おかげさまで大きな混乱もなく、無事に給水を再開することができました。皆様のご協力に深く感謝いたします。」と、感謝の意を表されました。
東日本大震災(平成23年3月~6月)
平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、地震や津波で甚大な被害を受けて大規模な断水が発生した県内の沿岸地域に向けて給水車と職員を派遣し、陸上自衛隊や関西地方など広域の水道事業体と連携して給水活動を行いました。
ここではその活動の一部をご紹介します。
なお、「写真で見るニュース」でも応援給水活動を紹介しています。
これまでの応援給水活動に関するニュースは、こちらからご覧ください。
これまでの派遣先
- 3月 宮古市
- 4月 山田町
- 5月 大船渡市
- 6月 陸前高田市
現地における活動状況
大船渡市における応援給水活動(23年5月)
陸前高田市における応援給水活動(23年6月)
滝沢市上下水道部職員一同は、派遣先でお手伝いさせていただいたみなさまの1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。