対象者
- ロタリックス(1価)生後6週0日から24週0日まで
- ロタテック(5価)生後6週0日から32週0日まで
- 対象年齢を過ぎると接種券は無効となります。それ以降に接種を受ける場合、予防接種法に基づかない「任意接種」となり、費用も自己負担(10,000円~15,000円程度)となります。
- 接種券の利用は、滝沢市民であるときのみ有効です。接種を受けないままで市外に転出した場合は、滝沢市の接種券は破棄してください。
接種回数及び接種期限等
- 飲むワクチンで、ロタリックス(1価ワクチン)とロタテック(5価ワクチン)の2種類があります。
- いずれかのワクチンで接種を完了させます。どちらのワクチンでも有効性は同等と考えられています。
- なお、接種途中でワクチンを切り替えることはできません。
- どちらのワクチンで受けるかについては、主治医とご相談ください。
- 初回接種は、出生14週6日までに受けてください。出生15週以降の初回接種については安全性が確立していません。
- 標準として生後2か月から出生14週6日までに行うことが推奨されています。
ロタリックス
- 出生6週0日から出生24週0日までに27日の間隔をあけて2回
- 1回あたり1.5mlを飲みます
ロタテック
- 出生6週0日から出生32週0日までに27日の間隔をあけて3回
- 1回あたり2.0mlを飲みます
接種場所
滝沢市の指定する医療機関に出向いて、個別に接種を受けてください。
予約が必要な場合がありますので、必ず事前に医療機関へお問い合わせください。
持ち物
- ロタウイルス感染症予防接種券:3回分をお渡ししますが、1価ワクチンの場合は2回分、5価ワクチンの場合は3回分を使用してください。
- 母子健康手帳
- 健康保険証:住所確認のため、ご持参ください。
接種にあたっての注意
予防接種の実施においては、体調の良い日に行うのが原則です。お子さんの健康状態が良好でない場合は、主治医に相談のうえ、接種するか否かを決めてください。
- 明らかにな発熱を呈している人
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
- 受けるべき予防接種の接種液の成分によって、アナフィラキシーを呈したことが明らかな人
- 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する場合および免疫機能の抑制をきたす治療を受けている場合
- 腸重積の既往歴があることが明らかな人
- 先天性消化管障害を有する人(その治療が完治した人を除く)
- 重症複合免疫不全症の所見が認められる人
- その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある人
予防接種の副反応
- ロタウイルスワクチンの1回目接種後1週間以内に腸重積症を発症するリスクが高くなりますが、その程度は諸外国から報告されている範囲内であり、重症例や観血的修復を要する症例の増加はワクチン導入後に認められていません。
- 医療機関から副反応の疑い例(有害事象)として報告されたうちの重篤症例(明確な基準なし)の発生頻度は、1価ワクチンは0.003%、5価ワクチンは0.0021%です。
ロタウイルス感染症について
ロタウイルスによる胃腸炎は、急激な嘔吐と水様性の下痢便を頻回に排泄し、発熱が3割から5割程度見られます。ロタウイルス感染症により、世界では5歳未満の小児が年間約50万人死亡しているとされています。先進国では死亡例が少ないですが、嘔吐や下痢に伴う脱水やけいれん、腎不全、脳症などの合併のため、入院治療に至るケースがあります。重症急性胃腸炎で入院する原因としてロタウイルスが最も多いとされています。