令和7年4月から、おたふくかぜワクチンの予防接種費用を一部助成します。

※おたふくかぜワクチンは任意接種です。保護者の方は、予防接種による効果と副反応をご理解の上、お子様の接種についてご判断ください。また、接種の前には医療機関から配布される「おたふくかぜワクチン予防接種説明書」の内容を必ずご確認ください。

対象者

接種日時点で滝沢市内に住民登録のある1歳~2歳未満の人(2歳のお誕生日前日まで)

助成額

4,000円

※各医療機関の接種料金から、助成額を超えた分は自己負担となります。

※生活保護を受けている場合は、滝沢市こども家庭センター窓口にて事前に手続きすることで助成金額が無料となります。

助成回数

初回1回のみ

※次に該当する方は助成の対象とはなりません。該当する方が接種した場合は全額自己負担となりますのでご留意ください。

  • すでにおたふくかぜにかかったことがある方
  • 過去におたふくかぜワクチンを1回以上接種した方

接種を受ける場所

指定医療機関(以下のPDFファイルをご確認ください。)

滝沢市・八幡平市・岩手郡内

盛岡市等

※接種にあたり、こども家庭センターへの事前の申請は不要ですが、医療機関によっては予約が必要な場合がありますので、事前に接種を希望する医療機関にお問い合わせください。

※指定医療医療機関以外で接種した場合は助成が受けられませんのでご留意ください。

持ち物

  • 母子健康手帳
  • 滝沢市民であることが確認できる本人確認書類(マイナ保険証、資格確認書等)

助成の受け方

①医療機関で予診票を記入してください。(予診票は医療機関に用意しています)

②接種料金から4,000円差し引いた金額をお支払いください。

おたふくかぜについて

おたふくかぜに感染した人の咳やくしゃみなどにより空中に飛び出した、おたふくかぜウイルスを吸い込むことにより感染します。
潜伏期間は、2~3週間で軽度の発熱と耳の痛みで始まり、耳の下(耳下腺)のはれが顕著になりますが、その症状は通常5~7日で回復にむかいます。
おたふくかぜの合併症としては無菌性髄膜炎、ムンプス難聴、脳炎、睾丸炎(精巣炎)、卵巣炎、膵炎などが報告されています。合併症が起こる頻度は無菌性髄膜炎(症状:発熱、頭痛、嘔吐)が約10人に1人、ムンプス難聴が約1,000人に1人、脳炎(症状:発熱持続、けいれん、意識障害)が5,000~6,000人に1人と報告されています。
思春期頃におたふくかぜに罹った人のうち、数%の人が睾丸炎(症状:発熱、睾丸腫脹)を合併しますが、男性不妊の原因となることは極めて稀です。

おたふくかぜワクチンについて

おたふくかぜワクチンは弱毒生ワクチンで、身体の中でワクチンウイルスが増え、抗体ができます。抗体は予防接種を受けた人の90%前後にでき、おたふくかぜに対する免疫は接種の2週間後からできます。おたふくかぜの潜伏期間に予防接種を受けても特におたふくかぜの症状が重くなるようなことはありません。

おたふくかぜワクチンの副反応

おたふくかぜワクチン接種後2~3週ごろに、発熱、耳下腺の腫れ、嘔吐、咳、鼻汁等の症状が現れることがあります。これらの症状は通常、数日中に消失します。
また、おたふくかぜワクチン接種後3週前後に、発熱、頭痛、嘔吐等の症状がみられる無菌性髄膜炎が1,600~2,300人に1人程度の頻度、接種後数日から3週前後に紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等症状の見られる急性血小板減少性紫斑病が100万人に1人程度の頻度で、また頻度は不明ですが、急性散在性脳脊髄炎や脳炎・脳症、急性膵炎があらわれることがあります。
おたふくかぜワクチン接種後(30分間程度)にショック、アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)がまれにあらわれることがあります。

予防接種による健康被害の救済制度について

予防接種が原因で入院が必要なほど重大な健康被害が生じた場合は、全国市長会予防接種事故賠償保障保険、または独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」に救済を申請し、審議を行い予防接種により健康被害が生じたと判定された場合は、健康被害救済制度の対象となります。