65歳の人(一部、60~64歳未満の方も含む)を対象に肺炎球菌感染症の予防接種を受ける際の接種費用について、公費負担を行っています。

ただし、この予防接種は「インフルエンザ予防接種」と同様に接種を受ける法律上の義務はありません。

対象者が自らの意思で接種を希望している場合に受けることができます。

定期接種対象の対象者が変わります

これまでは特例措置として、各年度65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方等を対象に実施していましたが、この特例制度は令和5年度で終了しました。

令和5年度までの定期接種対象者

65歳以上の人

滝沢市に住所があり、令和5年度に誕生日を迎えられて以下の年齢に該当する人…令和5年度で終了しました。

65歳以上の人一覧
年齢 生年月日
65歳 昭和33年4月2日生~昭和34年4月1日生
70歳 昭和28年4月2日生~昭和29年4月1日生
75歳 昭和23年4月2日生~昭和24年4月1日生
80歳 昭和18年4月2日生~昭和19年4月1日生
85歳 昭和13年4月2日生~昭和14年4月1日生
90歳 昭和8年4月2日生~昭和9年4月1日生
95歳 昭和3年4月2日生~昭和4年4月1日生
100歳 大正12年4月2日生~大正13年4月1日生

令和6年度からの定期接種対象

65歳の人

滝沢市に住所があり、65歳(65歳の誕生日の前日~66歳の誕生日の前日)の人。

60-65歳未満の一部の人

60歳以上65歳未満の方で以下の疾患により、身体障害者手帳1級の人

  • 心臓
  • じん臓
  • 呼吸器の機能
  • ヒト免疫ウイルスによる機能障害

対象外の人

令和6年4月1日よりも前に、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンを1回以上接種した人は、当該予防接種を定期接種として受けることはできません。

公費負担

事前の申請は不要です。

公費負担一覧
対象者のうち右記以外の人 対象者のうち、
  1. 生活保護世帯の人
  2. 中国残留邦人等支援給付世帯の人
公費負担額 4,390円 8,780円
予防接種券 市から説明書、予防接種券を交付 市から公費負担証明書、説明書、予防接種券を交付

接種を受ける期間

65歳の誕生日の前日~66歳の誕生日の前日

被接種者自己負担

医療機関が設定した接種料金から「滝沢市公費負担額」を差し引いた額が「接種を受ける人の支払(負担)額」です。

医療機関会計窓口でお支払いください。(約5,000円)

医療機関の所在地により接種料金が異なり、接種を受ける人の支払額は均一ではありませんので、ご注意ください。医療機関に接種料金を確認のうえ、接種することをお勧めします。

指定医療機関

接種について

使用するワクチン

23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン

接種部位・接種量・回数

上腕伸側に皮下接種または筋肉内注射により、接種1回当たり0.5mlを1回接種

肺炎球菌感染症について

病気の説明

肺炎球菌性肺炎は、成人肺炎の25~40%を占め、特に高齢者での重篤化が問題になっている。小児では、組織侵入性感染(肺炎、化膿性髄膜炎、敗血症など)を起こす。中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎の起因菌となることもある。脾摘患者、無脾症、リンパ腫などの患者では重篤になることが知られている。

ワクチンの概要

わが国では、肺炎球菌の約90種類ある血清型の中で、頻度の高い23種類の肺炎球菌を型別に培養し、殺菌後各々の型から抽出精製された莢膜多糖体(ポリサッカライド)を混合したワクチンで接種ができる。接種対象者は、2歳以上の摘脾を受けた患者や基礎疾患を有する患者、65歳以上の高齢者などである。

副反応としては、局所の疼痛、熱感、腫脹、発赤が5%以上認められる。筋肉痛、倦怠感、違和感、悪寒、頭痛、発熱もあるが。いずれ軽度で2~3日で消失する。

(「2015年度版予防接種ガイドライン」より抜粋:公益財団法人予防接種リサーチセンター発行)