成人男性を対象に風しんの抗体検査・予防接種を無料で実施します
風しんについて
風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2~3週間です。典型的な風しんは、軽い風邪症状で始まり、発疹、発熱、後頚部リンパ節腫脹などが主症状です。そのほか、眼球結膜の充血もみられます。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎が報告されています。症状は比較的軽く、予後は一般的に良好ですが、血小板減少性紫斑病は、患者3000人に1人、脳炎は患者6000人に1人くらいの頻度で発生することがあり、軽視できない疾患です。約15~30%の人は不顕性感染で終わることが知られています。大人になってからかかると重症になります。
特に、妊婦が妊娠20週ころまでに風しんウイルスに感染すると、胎児も風しんウイルスに感染し、先天性風しん症候群と呼ばれる先天性心疾患、白内障、難病、運動発達遅延などの障がいを持った児が生まれる可能性が高くなります。
職場の健診や特定健診と同時に受けることができます。
風しんの予防には、風しんに免疫のない人(抗体価が低い人)が予防接種を受け、風しんに対する免疫を獲得することが有効です。
そこで、これまで風しんに係る公的な予防接種を受ける機会がなく、風しんの抗体価が低いと言われる世代を対象に、風しんの抗体検査及び風しん定期予防接種を無料で実施することとなりました。
令和4年5月23日にクーポン券を発送しました。
実施期限
令和6年12月31日
対象者
風しん抗体検査
滝沢市に住民票があり、昭和37(1962)年4月2日から昭和54(1979)年4月1日までに生まれた男性のうち、次の1から3のすべての条件を満たす人
- 過去に風しんに罹患した記録のない人
- 過去に風しんの予防接種を受けた記録のない人
- 平成26年4月1日以降に風しんの抗体検査を受けた記録のない人
- 令和元年度から令和3年度までにクーポン券を利用して抗体検査を受けていない人
風しん定期予防接種
滝沢市に住民登録をしていて、昭和37(1962)年4月2日から昭和54(1979)年4月1日までに生まれた男性のうち、平成26年4月1日以降に受けた風しん抗体検査または上記の「風しん抗体検査」を受けた結果、抗体が充分でないと記載された記録をお持ちの人
注意事項
クーポン券は、滝沢市に住民票があるときのみ有効です。検査・接種を受けないまま、滝沢市から他市町村へ転出した場合は、滝沢市のクーポン券は破棄してください。
回数・費用(自己負担金)
風しんの抗体検査
1回・無料
風しん定期予防接種
1回・無料
抗体検査・予防接種を受けるための必要書類(持ち物)
風しんの抗体検査
- ご自宅に届いた「クーポン券」の通知一式
- 健康保険証など住所や生年月日が確認できるもの
風しん定期予防接種
- ご自宅に届いた「クーポン券」の通知一式
- 健康保険証など住所や生年月日が確認できるもの
- 風しんの抗体検査結果記録
注意事項
- クーポン券を持たずに受診すると、抗体検査も予防接種も受けることはできません。ご注意願います。
- 事前に抗体検査または予防接種の受診を希望する医療機関等へお問い合わせをお願いします。
- 抗体検査受診票や予防接種予診票は、医療機関に備え付けてあり、受付にてお渡しします。
抗体検査・予防接種を行う場所
かかりつけの医療機関または下記の医療機関にお問い合わせのうえ、検査・予防接種を受けてください。
風しんの抗体検査
全国の風しん抗体検査を受託している医療機関・健診機関
※職場の健診や特定健診と同時に受けることができます。
風しん定期予防接種
全国の風しん定期予防接種を受託している医療機関