滝沢市公立学校等の耐震診断の実施状況について

滝沢市では、市内各小中学校の第二次耐震診断を平成18年度末までに実施しており、耐震診断実施率は100%となっております。

※対象としているのは、昭和56年以前に建てられた棟のうち、非木造であって2階以上または延床面積200平方メートル超のものです。
耐震診断とは古い構造基準(昭和56年以前に設計され竣工)で設計された建物が地震の脅威に対して安全に使えるかどうか、現行の耐震基準によりその耐震性を再評価する、これが「耐震診断」と呼ばれているもので、建物の強度や粘りに加え、その形状や経年状況を考慮した耐震指標(Is値)を計算します。

一次診断法

柱や壁の量から略算される建物の強度を基準に診断します。
壁量の多い建物に適した簡便法です。

二次診断法

柱と壁の強度とじん性を考慮して耐震性能を算出する手法で、一次診断より精密な判定法です。
鉛直部材の強度のほか、建物のじん性(粘り強さ)も評価します。

滝沢市公立学校等の耐震診断の結果について

耐震性のないことが確認されていた棟は、平成21年度末までにすべて耐震補強等は完了しています。

Is値が0.3未満で、「大規模地震(震度6強以上)に対し倒壊し、又は崩壊する危険性が高い」

Is値が0.3以上0.6未満で、「大規模地震に対して倒壊し、又は崩壊する危険性がある」とされています。

滝沢市立学校施設の耐震化の状況等

  • 保有校数:小学校9校、中学校6校

  • 域内全棟数:小学校36棟、中学校18棟(a)
    • (a)のうち昭和56年以前に建設された棟:小学校14棟、中学校1棟(b)
    • (b)のうち耐震性のある棟:小学校14棟、中学校1棟
    • (b)のうち耐震性のない棟:小学校0棟、中学校0棟
  • 耐震化率:小学校100%、中学校100%

※対象としているのは、非木造であって2階以上または延床面積200平方メートル超のものです。

耐震診断により耐震性のないことが確認された棟のうち、滝沢南中学校、滝沢第二小学校及び鵜飼小学校については、平成20年度末までに耐震化が図られており、姥屋敷小中学校屋内運動場については、平成21年度末までに地震改築により耐震化を図りました。

このことで平成21年度末までに小学校、中学校ともに耐震化率100%となりました。