滝沢市立学校給食センターでは、約5,200人分の給食を給食のある日は毎日作っています。
学校給食ができるまでを紹介します。
1.献立作成・食材発注
栄養士が、国の基準に則り、栄養価のバランスや多様な食品の組み合わせを考慮し月々の献立を事前に作成します。
そして、その献立内容に基づき、食材の発注を行います。
2.調理準備
※調理作業に入る前の準備として、食中毒等を未然に防ぐために健康状態の確認と手洗い・消毒をします。
1.健康状態の確認
調理員は、毎日の本人及び家族の健康状態やケガの有無を観察したうえで報告し、衛生管理責任者は、異常があった場合には調理作業の従事を禁じるなどの適切な措置をとります。
2.手洗い・消毒
作業に取り掛かる前には、マニュアルに基づき、丁寧に手洗いを行い衛生管理の徹底を図ります。
3.納品検収
1.当日納品
1.早朝、検収室と呼ばれる場所に納入業者が次々と食材(主に生鮮品)を運んできます。
2.検収担当者は、食材の数量や品質・鮮度を念入りに確認します。
2.前日・午後・納品
- 冷凍・冷蔵食材は、前日の午後に納入業者が運んできます。
- 栄養士が品温・品質・数量等をチェックします。
- 検収担当者は、食材に異常等がないかを念入りに確認しながら、段ボール箱から専用のケースに移し替えて冷凍・冷蔵庫で翌日の調理まで保管します。
4.調理作業
班ごとに分かれて各自作業に取り掛かります。
配送時間を目標に効率よく協力して作業を進めていきます。
1.下処理
根菜類は一本一本皮を剥きます。
腐っている部分がないか確認しながら流水で3回洗浄します。
献立に従い野菜を必要な大きさにカットします。
2.主菜
揚げ・焼き・蒸し・ボイルで加熱調理します。
学級ごとに数え、配缶します。
3.副菜
4.汁
5.デザート
5.検食
一度完成した給食は配送前に必ず検食を行い、異常がないかを確認します。
※センターでは所長以下が行っていますが、各学校では主に校長・副校長先生が行っています。
6.配送
完成した給食は学校ごとにコンテナに詰め、次にコンテナを配送車に積んで市内各学校に運びます。
7.コンテナ回収・洗浄作業
1.市内各学校から、配送車でコンテナを回収し、センターへ戻ってきます。
2.回収されたコンテナから食缶・食器等を種類ごとに分けて取り出して洗浄します。
3.浸積槽で予備洗浄した食器は、洗浄機のコンベアに並べて流して洗浄します。
3-2.洗浄し終わった食器は、1枚1枚汚れ落ちを確認しながら、クラスごとに数えて受け取ります。
4.はし・スプーンは手洗いで予備洗いをした後超音波洗浄機で仕上げ洗浄します。
8.コンテナ消毒・食器乾燥終了
全コンテナを消毒室に収納し、洗浄した食器を熱風消毒乾燥させたら、一日の作業の終了となります。