滝沢市消防団
滝沢市消防団は、本部(女性消防団員を含む)及びラッパ隊、第1分団から第11分団で組織され、約300名の消防団員で構成されています。
消防団の身分
消防団員は消防を本業として生活を立てているわけではありません。しかし、団員として任命されたからには、特別職の地方公務員となります。
消防団の最高責任者は市長で、消防の組織運営一切を取り仕切り、その権限が消防団長に委ねられています。
消防団では、団員の安全と災害現場の安全を確保するため、団員単独の行動は許されておりません。すべてが集団組織で事に当たるよう要求されます。いわゆる組織活動が主眼とされます。
消防団の階級は全国統一され、現在は団長、副団長、分団長、副分団長、部長、班長、団員の7階級に分けられて、厳正な規律と整った秩序の維持が最も要求されるところです。
消防団の仕事
火災から住民の生命、身体及び財産を保護し、水火災または地震等の災害を防除しこれらの災害にかかる被害を軽減することです。
災害の場合
- 火災(建物火災、車両火災、林野火災等)の消火など
- 風水害(台風、洪水等)における、土のう積、排水など
- 地震の際には地域巡回など
- 各種災害時の避難誘導など
災害の無い場合
- 火災予防活動
- 教育訓練活動
- 地域の防災訓練
- 機械器具等の点検
消防団員の処遇
消防団員は、給与を受けて生活の資とする職務ではありませんが、その労に報いるため、報酬(年額報酬・出動報酬)を支給します。
また、在任中の活動に必要な活動服、帽子、半纏、編上靴やヘルメット等が貸与されます。
消防団員が、活動中に病気やケガをした場合や、万が一死亡した場合、本人や遺族に対して、市がその損害を補償することになっています。
また、多年にわたり在職して退職した場合に、その労苦に報いるため、その団員の在職年数や階級に応じて、退職報償金を支給するようになっています。
まずは知るところから始めましょう!
消防団は、「厳しい」「きつい」「危険なことがいっぱい」といったイメージ持っていたり、そのように聞いたことはありませんか!?
消防団は、安全第一として活動するため、消火活動などの消防団活動に必要な教育訓練を必ず行うとともに、炎から身を守るための防火衣や、いち早く現場に駆けつけて活動するための消防ポンプ車などの装備品の充実を図り、安全を確保しながら的確に活動できるような体制としています。
消防団員同士のコミュニケーションを大事にするために日常の活動や研修を通じて、様々な階級の団員が一緒になって意見を交わし、よりより消防団活動を目指しています。
また、女性消防団員も全国的に急増しており、実際に災害現場で活動しながら、女性ならではの目線で防災教室を開催するなど、活躍しています。
「消防団はきっと大変なところ」という固定概念にとらわれずに、実際の消防団活動を見て、聞いて、体験して、知るところから始めてみてください。
消防団は日常的な活動のほかに、毎年4月に消防操法競技会、6月に消防演習、1月に消防出初式を開催しています。また、11月と3月に火災防御訓練として、市内各地を巡りながら、実践的消火訓練を実施しています。
このような活動もぜひご覧ください!
滝沢市消防団に入団しませんか!?
消防団は、「自らの地域は自らで守る」という精神に基づく、地域住民を中心とした地域密着性、要員動員力及び即時対応力を有する組織です。
あなたの大事なものを守るため、地域の大事なものを守るために、あなたの力が必要とされています。
市内に居住又は市内に勤務している、年齢満18歳以上の方であれば、入団できます。
ぜひあなたの力を消防団に!
地元消防団又は防災防犯課までご連絡をお待ちしています!
地域に根ざす消防団。その活動をご紹介します。
平常時の活動
防災啓発活動
地域を災害から守るためには、住民の防災意識の向上が不可欠です。このため、火災予防や防災啓発などを積極的に行っています。
救命講習会
住民がいざというときに、疾患やケガに素早く対応できるよう、AEDのつい買い方をはじめとした応急手当の普及・啓発を実施しています。
住宅防火訪問
各家庭に訪問し、防火啓発を行っています。災害時に支援が必要な方の把握に努めています。
災害時の活動
消火活動
火災が起こった際は、自宅や職場から現場へ駆けつけて消火活動を行います。消防隊員よりも先に現場に到達することもあるため、初期消火や消防隊員の後方支援などをその場に応じて展開します。
救助活動
地震や風災害などといった自然災害が発生した場合は、地形や道路網、世帯状況などを熟知した消防団員が、的確かつ迅速に救助・救出を行います。
水防活動
台風や集中豪雨などにより、河川の氾濫や堤防の決壊が起きないよう、土のう積みなどの防災活動を迅速に行い、地域の被害軽減に努めます。