滝沢市がサツマイモ栽培に取り組んだきっかけ
これまで気候上の問題から、北国でのサツマイモ栽培は難しいとされてきましたが、市内企業である「株式会社柳川採種研究会」が寒冷地でも高品質で収穫できる品種「クイックスイート」の試験栽培を始めました。
その後、平成21年から推奨品種として市内全域の農家で本格的な栽培をスタートしました。岩手山麓の気候や土壌、水質、生産者の熱い想いが合わさり、北国のサツマイモ「クイックスイート」が誕生し、その後、栽培技術の確立により、今では「紅はるか」など様々な品種が栽培されています。
クイックスイートとは?
特徴
芋の肉質の粘質が高く、ねっとりして「みずみずしい」食感を楽しめます。
最大の特徴は電子レンジでも短時間で甘くなり、冷めても食味が優れているところです。
一般的に、関東以南での栽培が有名なサツマイモですが、このクイックスイートは水はけの良い岩手山の火山灰土が広がる滝沢市でも高品質のものが収穫できます。
粘質の高いクイックスイートは、お菓子などに馴染みやすく、加工品として大きな力を発揮します。
菓子店等の協力を得ながら加工品製作も進んでおり、加工品材料としての出荷も期待されます。
歴史
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所が、ベニアズマに九州30号を交配して育成した新品種。
平成14年農水省命名登録、平成17年種苗法に基づく品種登録されました。
従来の品種と異なる澱粉を含み一般の品種より糊化温度が低いため(50℃前後、一般品種より20℃程度低い)、電子レンジによる加熱でもパサパサせず、甘味が十分に出ます。独特のねっとりした食感が特徴で、冷めても変色せず、柔らかい食感が持続します。
また、調理時間が短く済むため加工に向いており、干し芋やきんとん、スイートポテトなどの菓子に適しています。
【参考レシピ】レンジでカンタン! クイックスイートを使用した焼き芋
通常のサツマイモは、甘くて美味しい焼き芋になるまでに70度で50分ほど過熱が必要です。
しかし、クイックスイートの場合、デンプンが糖に変わる温度が20度低く、ご家庭の電子レンジでも簡単に美味しい焼き芋が作れます。
クイックスイート200グラムの調理例
オーブンで調理
クイックスイートの特徴を堪能できるお勧めの調理法です。
ホイルでしっかり包んで、40分~50分、ねっとり甘い焼き芋に仕上がります!
レンジで調理
お馴染みのホクホクの焼き芋が簡単にできます。
ラップに包んで8~9分、ホクホク食感の焼き芋に仕上がります!
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農家さんの愛情たっぷりに育てられた新鮮で美味しい野菜や果物、手作り加工品などを取り揃えています。
季節によってお店に並ぶ商品も変わるので、産直巡りもおすすめです。
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そのまま食べても美味しいサツマイモ加工品にも注目されており、毎年さまざまな商品が生まれています。
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滝沢市の特産品等を集めたネットショップ「チャグまるしぇ滝沢」にて、土産品を購入することができます。
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チャグまるしぇ滝沢はこちらからご確認ください。(外部リンク)