農業・農村は、私たちが生きていくのに必要な米や野菜などの生産の場としての役割を果たしています。
しかし、それだけではありません。農村で農業が継続して行われることにより、私たちの生活に色々な『めぐみ』をもたらしています。
このめぐみを「農業・農村の有する多面的機能」と呼んでいます。
例えば、水田は雨水を一時的に貯留し、洪水や土砂崩れを防いだり、多様な生きものを育み、また、美しい農村の風景は、私たちの心を和ませてくれるなど大きな役割を果たしており、そのめぐみは、都市住民を含めて国民全体に及んでいます。
しかし、近年の農村地域の過疎化、高齢化、混住化等の進行に伴う集落機能の低下により、地域の共同活動によって支えられている多面的機能の発揮に支障が生じつつあります。
また、共同活動の困難化に伴い、農用地、水路、農道等の地域資源の保全管理に対する担い手農家の負担の増加も懸念されています。
多面的機能発揮促進事業とは、農業・農村の多面的機能の発揮のための地域活動や営農の継続等に対して支援を行い、担い手の育成等の構造改革を後押ししていく事業です。

農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する計画

農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律第6条第1項の規定に基づき、農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する計画を策定しましたので、同条第5項の規定に基づき公表します。

農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する計画(PDF)

多面的機能発揮促進事業に関する計画の認定状況

農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律第7条第5項の規定に基づき、多面的機能発揮促進事業に関する計画を認定しましたので、同条第6項の規定に基づき、その概要を下記のとおり公表します。