自然環境の保全に役立つ農業を推進するため、化学肥料、化学合成農薬の5割低減の取組とセットで、地球温暖化防止や生物多様性保全に効果の高い営農活動に取り組む場合の追加的コストを支援します。
制度の概要
化学肥料、化学合成農薬を都道府県の慣行レベルから原則5割以上低減する取組と合わせて行う以下の対象取組に支援を行います。
有機農業
化学肥料、化学合成農薬を使用しない取組。国際水準の有機農業の実施が要件(有機JAS認証取得は必須ではありません)
堆肥の施用
主作物の栽培期間の前後のいずれかに堆肥を施用する取組
カバークロップ
主作物の栽培期間の前後のいずれかにカバークロップ(緑肥)を作付けする取組
リビングマルチ
主作物の畝間に緑肥を作付けする取組
草生栽培
果樹園地に緑肥を作付けする取組
不耕起播種
前作の畝を利用し、畝の播種部分のみ耕起する専用播種機によって播種を行う取組
長期中干し
14日以上の中干しを実施する取組
秋耕
主作物の収穫後(秋季)に耕うんをする取組
交付要件
- 主作物について販売を目的に生産を行っていること
- 国際水準GAPを実施していること
食品安全、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理に関する農業生産工程管理の取組について、指導・研修等を受講し、その内容を実践。 - 推進活動を1つ以上実施