とき
令和3年4月9日(金)午後1時30分から午後2時00分まで
ところ
滝沢市役所庁議室
市発表事項
市長年度初めのあいさつ
令和3年度最初の記者会見ということで発表事項に入ります前に一言ご挨拶申し上げます。
まずは新型コロナウイルス感染症でございます。国では、1都3県に発令していた緊急事態宣言を3月21日に解除いたしましたが、その後、全国で感染者数は増加しており、特に大きく増加している宮城県、大阪府、兵庫県の3府県にまん延防止等重点措置が適用される状況となっております。
また、県内においても変異株が検出されており、県民、市民の皆さんにおいては大きな不安を抱えていることと思います。
そのようなことから、令和3年度におきましても引き続き市としても新型コロナウイルス感染症予防を第一に考え、また、市民への生活支援及び地域経済の活性化も併せて推進してまいります。特にも、ワクチン接種につきましては、ワクチンの供給量などの課題はありますが、国の情報を的確に掴みながら、県や医師会などの関係機関と連携し円滑に市民の皆さんへの接種が進められるよう努めてまいります。
さて、本年度は第1次滝沢市総合計画後期基本計画の3年目の年度となります。令和3年度は、この後期基本計画の展開戦略である「健康づくり」と「若者定住」とともに、「中心市街地形成」について重点的に進め、市民一人ひとりが幸せを育むことができる環境づくりに努めて参ります。併せて、3年目となる後期基本計画について、市民の皆さんから成果が見えるような年度となるようを様々な取り組み実施してまいります。
今年度におきましても、職員一同、市民の皆さんのニーズに応えることができるよう行政サービスの向上に努めてまいりますので、市民の皆さんの引き続きのご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いします。特にも、冒頭でお話いたしました新型コロナウイルスの感染防止等の対策につきましては、市民の皆さんの冷静な行動とご理解とご協力がより一層大切な年度と考えておりますので、よろしくお願いします。
また、報道機関の皆さんにおかれましても滝沢市の情報発信につきまして、引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新型コロナワクチンの接種について(滝沢市新型コロナウイルスワクチン接種実施本部)
高齢者向け新型コロナワクチンの接種について、本市での新型コロナワクチン接種のスケジュールについてであります。
まずは、国からのワクチンの供給についてでありますが、本市へは、4月19日の週に975回分、4月26日の週に975回分のワクチンが供給される予定であります。いずれもファイザー社のワクチンであります。5月10日の週以降は、本市での必要数に応じたワクチンが供給される見込みであります。
本市内では、滝沢中央病院にディープフリーザーが1台設置されておりますので、当面は、滝沢中央病院でワクチンの保管・管理を行いますが、4月12日に滝沢市役所にもディープフリーザーが1台配置される予定となっております。
次に、高齢者向け接種の接種券、クーポン券とも言いますが、こちらの発送についてであります。4月15日に市役所から発送しますので、遅くとも4月23日までには、対象となる高齢者約14,300人への配達が完了する予定であります。
そして、高齢者向け接種の開始でありますが、一部の高齢者施設の入所者や入院中の人を先行して、5月10日に接種を開始することとして準備を進めております。それ以外の高齢者については、5月10日に予約を開始し、5月下旬から順次、接種を開始いたします。
接種開始に先立ち、4月21日水曜日の午後3時から、滝沢ふるさと交流館でワクチンの集団接種のシミュレーションを実施いたします。今回のような大規模な集団接種は、過去に例のないものであります。市民の皆さんに安心してワクチン接種を受けていただくためにも、実際に従事する医師、看護師、会場運営スタッフ、また近隣の自治会からも参加いただきまして、シミュレーションを行い、安全なワクチン接種体制を整えられるよう準備を進めてまいります。
地域愛着の向上に関する包括連携協定の締結について(企画総務部企画政策課)
このたび、ブラザー販売株式会社様と当市は、「地域愛着の向上」を目指すため、包括連携協定を締結いたしました。
ブラザー販売株式会社様は、主力製品であるプリンターを通じたふれあい創出を目的とし、ペーパークラフト「まちづくりキット」を作成・運営されております。このキットを、滝沢市のまちづくりに生かすことができないかと相談させていただいたところ、ビッグルーフ滝沢や市役所庁舎など、滝沢市バージョンの作成をご快諾いただいたものであります。当市としては、滝沢市バージョンのまちづくりキットを、地域の子どもたちへ周知を行い、学校やご家庭で、滝沢市のまちを自分で組み立てることを通じた、地域への愛着の醸成に活用してまいります。
まちづくりキットは、ブラザー販売株式会社様及び当市ホームページにてデータを公開しております。市内に立地する企業様の建物のキットも作成を予定しておりますので、今後調整を行いながら随時種類を追加してまいります。なお、今回の協定締結については、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、オンラインにて実施しております。協定への思いや連携内容につきまして、説明動画を作成いたしましたので、ご覧いただければ幸いです。
市発表案件について記者からの当日質問
記者:ワクチンの優先接種について、一部の施設入所者や入院中の人を優先するとありますが、市内のいくつの施設か、対象者は何名か、予約方法はどのようにするのか。また、それ以外の高齢者に関しては5月10日以降の予約とありますが、集団接種のみで行うのか。65歳以下の方々に関しては、どのような予約方法でいつ接種開始するのか。
健康推進課長:優先者の施設について医療機関別では2医療機関と1老健施設が対象となります。対象者はまだ未確定ですが350名程度です。予約方法につきましては、施設において接種を受けるか確認し、申し込むことになります。次に65歳以上の高齢者について、集団接種か個別接種かについてですが、両方併用で行う予定です。受ける人が集団接種か個別接種か選択していただく形になります。65歳未満の方々に対しても同様に集団接種か個別接種か選択していただく形を考えています。
記者:対象者350名程度というのは高齢者のみか。
健康推進課長:高齢者と高齢者施設の従事者も含めた人数です。一般の方々の予約方法については、コールセンター、ウェブ、ラインから予約でき、集団接種か個別接種か選択していただく形を考えています。
記者:高齢者の予約方法も同様か。
健康推進課長:高齢者も同様となります。
記者:集団接種の会場は、滝沢ふるさと交流館の一か所だけを想定しているか。
健康福祉部長:今のところ集団接種の会場については滝沢ふるさと交流館一か所で考えています。
記者:5月10日の週以降は必要数に応じたワクチンが供給される見込みというのは、現時点でいつどれくらい供給されるかという具体的な情報がきているということか。
健康福祉部長:現時点では、国や県から4月中の供給数については通知がきています。5月以降については、システムを使用し必要数ワクチンを申し込む形になりますが、国から市町村の申込数供給できる予定である旨通知が来ているので、5月10日以降であれば必要数に応じたワクチン接種が可能であると考えています。
記者:高齢者14,300人分必要となった場合に、国として供給が可能である旨通知があったので5月10日以降は供給可能であるという解釈でいいか。
健康福祉部長:その通りです。
副市長:高齢者14,300人の接種は集団接種と個別接種を半数ずつで考えています。国ではその分のワクチン供給は可能であると考えています。
記者:個別接種したいが集団接種に割り振られる場合など希望にそぐわない場合もあるのか。
健康づくり政策課長:予約システムを使用して予約を受け付けする形になりますが、集団接種として受けられる数量はもう決まっています。個別接種に関しても、クリニックの先生が数量を決めているので、市民が申込む際は空いているクリニックを選択する形になります。枠は限られているので、希望にそぐわない形もあり得るかと思いますが、選択の余地はあります。
記者:集団接種の週あたりの実施回数や一回当たりの人数は想定しているか。
健康づくり政策課長:現時点では土日の週末の接種を考えています。1回4時間程度で200名程度を見込んでいます。土曜日半日、日曜日1日実施したと仮定し、600名を想定しています。
記者:5月10日の予約開始は先着と考えてよいか。
健康づくり政策課長:その通りです。
記者:14,300人は一般の高齢者と施設入所者等の350人を含めた数か。
健康づくり政策課長:その通りです。
記者:ワクチンの供給について5月10日以前の週は供給がなく、10日以降に供給されるということか。
健康づくり政策課長:実際に今4月分として確定しているのが、4月26日の週に滝沢市に対して1箱供給されること。それ以降の5月分については、市町村からシステムを使用し、必要数を申し込みます。申し込む数量は医師会と調整が必要となりますが、5月の下旬から一般の高齢者接種開始を見込んでいます。
記者:現状ディープフリーザーは滝沢中央病院に1台設置され、市役所にも12日に設置予定とあるが、市役所のディープフリーザーはどのように使用していく予定か。
健康づくり政策課長:基本的には滝沢市役所に設置したディープフリーザーで市内のクリニックや集団接種会場へ配布する予定です。現在滝沢中央病院に設置していただいている1台は、先行して医療機関向け接種への対応として設置していただきました。それが終わった後は滝沢中央病院の協力をいただける場合は、滝沢中央病院から市内のクリニックへ配布することも考えています。現在、滝沢中央病院と相談中です。
記者:現状では最初に届いたワクチンは滝沢中央病院のディープフリーザーに保管し、それを市役所に移動する場合もあるのか。
健康づくり政策課長:それはありません。どちらかで保管となります。
記者:医療従事者の確保は難しいかと思うが、現在どれくらいの市内クリニックや施設と調整が進んでいるのか。
健康推進課長:現在調整中ですが、市内19医療機関の約6~7割から協力を得られる想定です。
その他について記者からの当日質問
特になし。