外部アセスメント~H18日本経営品質賞への申請~
「日本経営品質賞」とは
「経営品質向上プログラム」の活動を通じて経営革新を進めるモデル組織を表彰し、その取り組みを全国で共有化しているのが「日本経営品質賞」です。
「日本経営品質賞」申請のねらい
第5次滝沢村総合計画を推進へ向けたステップ
平成17年度からスタートした第5次滝沢村総合計画の戦略の方向性や展開方法について、平成17年度の外部アセスメントにおいて評価をいただき改善提言をもとに改革を継続してきました。その結果として第5次滝沢村総合計画を推進する行政として十分な組織体となったかを客観的に評価していただくことを期待しました。また、今回の評価(レベル)を行政組織力の成長を測定する第2期と位置付ようと考えました。
地域や日本全体の活力につなげるための情報発信
地域の幸せは、行政だけではなく住民や企業、NPOなど様々な人の”頑張り”によって生まれると考えています。この活動に取り組むことで地域のみならず日本全体の経済活性化や産業振興、加えて全国の自治体が経営革新を進める上での一助となると考えました。また、滝沢村が経営革新を進めてきたことなどを広くみなさまにご紹介していこうと考えました。
「日本経営品質賞」の申請書
申請のためには、A4版50ページ以内で「申請書」を作成することが必要です。申請書は「アセスメント基準書」に基づいて、「組織プロフィール」と8つの記述要素(カテゴリー)で構成することになっています。
「2006年度日本経営品質賞」の審査
審査の概要
平成18年度(2006年度)の日本経営品質賞の審査は、説明研修会、資格審査、第一段階(書類審査・個別審査)、第二段階(合議審査・第1回判定委員会)、第三段階(現地審査・第2回判定委員会)、そして日本経営品質賞委員会による表彰組織の決定からなっています。
評価方法
すべての審査、評価レポートの評点は、ガイドラインをもとに、(1)経営のクオリティシステムの明確さ、(2)そのシステム展開の浸透度合い、(3)システム展開の成果としての実績、(4)経営システムとしての成熟度合いの4つをベースとして決定されました。
滝沢村役場 評価の概要
2006年度は日本経営品質賞委員会から、以下のような評価をいただきました。
総合評価
『求める価値を戦略的に考え、行動している』レベル 組織の目的とそれを実現する理想的な姿を組織全体で共有し、現状とのギャップを認識し戦略的に行動している。 組織内での対話が活発に行われ、他部門との協力関係が構築され、それぞれの目標は組織全体の目標との一貫性がとられている。 顧客や市場の変化に対して現場は顧客価値実現の原則にもとづいて行動し、行動した結果から新たな方法が創造され始めている。 それにより、活動結果、総合結果ともに改善傾向が見られ、競合を上回っている。 |
滝沢村役場の『強み』については以下のようなコメントをいただきました。
滝沢村役場の『強み』
【住民視点による独自性のある効果的な事業への見直しと実践】
【戦略思考による業務プロセスの革新と進化】
【住民視点、効果・効率的視点重視の意識・行動改革】
【理想の姿共有による、縦割り意識・文化を打破した部門間連携の強い組織の実現】 |
滝沢村役場の『改善・革新に向けて』、以下の提言をいただきました。
滝沢村役場への『改善・革新に向けての提言』 ・最重要顧客創造プロセスの検証 ・住民との協働に向けた「納得と共感」のためのコミュニケーション能力の向上 ・マネジメントの良い仕組みや活動の共有 |