観光客から参加者に~グッドデザイン賞を受賞
(令和2年10月14日掲載)
東京を主とした全国の支援者と県内在住者の人たちで構成されるチャグチャグ馬コの支援団体「東京チャグチャグ馬コ」(斎藤正信(さいとうまさのぶ)代表)が、今年度のグッドデザイン賞を受賞しました。
チャグチャグ馬コに参加する馬のえさ代を支援すると「チャグチャグ馬コ共同馬主カード」が支援の証として贈られ、このカードを見せると、牧場や馬主のもとで支援した馬のお世話を実際にすることができる権利が得られるなどの“馬っこパスポート”を作成し、受賞に至ったもの。これは、今までお祭りの観光客だった人たちが、全国どこにいても間接的にお祭りの参加者になれる仕組みです。
チャグチャグ馬コに参列する馬の数がここ25年間で約30頭減少している現状を食い止めてこの先も伝統行事を継承していくこと、そして「馬主になって行事に参加してみたい」という声の両方を叶えるため「チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクト」を発足。その一環としてパスポートが作成されました。
グッドデザイン賞はデザインによって暮らしや社会をよりよくしていくために製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取り巻くさまざまな物事に贈られます。形のあるなしにかかわらず、人が何らかの理念や目的を果たすために気づいた物事をデザインととらえ、その質を評価しているものです。